はじめてのRPG
確か小学校4~5年生ぐらいの時だったかな?横浜のヨドバシ(まだ相鉄口の方にあった頃)で購入した記憶があります。でも、やり始めの頃は世間でいうほど面白いものでもないかな~って感じでした。
初めてプレイするRPGというジャンル、まだまだ効率よくゲームを進めていく方法を会得していなかったので、
無理して先進む→全滅→教会に金毟り取られる→強い武器買えない
のループに嵌って、ゲームが全然進みません。おかげで序盤は全然楽しくなかった記憶が…。
特に、いつもサマルトリアの王子が真っ先に死んで、お荷物だったのを覚えてます。
だんだん楽しくなってきたのは、ラーの鏡を取ってルーンブルクの王女の呪いを解いたあたりからかな?3人パーティーになるとフィールドのBGMも変わり、ゲームの雰囲気もぐっと明るくなるんですよね。
船を入手し、廃墟になった竜王の城に行き、はぐれメタル探しに行き…。パーティも強くなり行動範囲も広がり、RPGの醍醐味を味わえるところですね~。
このあたりから自分のプレイの仕方にも変化が訪れます。
僕は、基本週末に2時間しかファミコンを出来なかったので、月曜から金曜までは友達から情報収集をして週末のイメトレをし、土日の2時間をどれだけ濃く過ごせるかに心血を注ぐようになります。至らなかった所は日曜の夜に一人反省会をして次週に生かせるように…ってめっちゃPDCA回してるし!
とにかく、自分の思うとおりに進めていける感覚が最高でした。
しかし、そんな楽しい冒険も長くは続かず、海底洞窟とロンダルキアの洞窟(特に落とし穴のエリア)で心をへし折られることになります。
そこから先は永遠に続くかと思われるほどの苦難の連続。洞窟を抜けた台地ではブリザードにザラキを唱えられまくって(台地の教会にいくらお布施したことか!)、アトラスには痛恨の一撃を喰らいまくり何度も出戻りをさせられ、バズズにはメガンテを唱えられ(これは流石にコントローラーを投げつけた)、後半~最終戦までは苦労した記憶しかありません。シドーを倒してエンディングを見ているときも、感動したというよりかやっと肩の荷が降りたような感覚だったし…。
それにしても、こうやって思い返すと、RPGって人生の縮図そのものなんだなあと思いますね。
序盤~中盤で十分なLv上げと装備の充実を図らなかった僕の人生は、40過ぎて丸裸のままロンダルキアの台地に放り出され、今まさに詰もうとしています。
DQ2ではハヤブサの剣と破壊の剣で無双が出来ても、リアル人生ではそうはいかない。それを、ぜひともあの頃の自分に伝えたい…。